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MAY THE FORCE BE WITH US!! 『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』をようやく観てきました【ネタバレ有り】

世間から遅れること1週間、ようやく『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』を観てきました(LIVE ZOUNDで観たかったし、毎月23日の川崎チネチッタデーで安くと思ったら、今日12/23になってしまいました)

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劇場で配られていた新聞みたいなチラシの通り、『スター・ウォーズ エピソード3.9』とも言える内容で、予告編などで紹介されている通り、第1作エピソード4の冒頭で

凶悪な銀河帝国に対し反乱軍の宇宙艦隊は秘密基地から奇襲攻撃を仕掛け、初めての勝利を手にした。その戦闘の間に、反乱軍のスパイは帝国の究極兵器に関する秘密の設計図を盗み出すことに成功した

と数行で書かれている部分の物語です(本映画には出てきませんが、ルークは厭世感満載だったし、オビワンも隠匿生活真っ最中、ハンソロは借金に追われていた頃のお話です)


ジェダイの騎士は出てきませんし、フォースを使った戦闘もありませんが、しっかりスターウォーズです

キャシアン・アンドーはハン・ソロみたいだし、U-WING FIGHTERもプラモ出して欲しいくらい格好いいです

特に見応えのあるクライマックスの戦闘シーン。艦隊戦は過去のスター・ウォーズシリーズの中でもピカイチだと思っています(多分、このシーンを何回も観たいのでBlu-rayが発売されたら買ってしまいそうです)

いろいろと書いていますが、楽しめる映画なので、是非大スクリーンで観ましょう!

ここからはネタバレになりますので、ご覧になった方、それでも構わない方は先へお進みください

 

【この辺がスター・ウォーズ

・エピソード4~6の時代をしっかり踏襲している
 宇宙船のコクピットや反乱軍の基地ヤヴィン4など懐かしい映像がいっぱい

・ダースベイダーの声がEp.4~6と同じ「ジェームズ・アール・ジョーンズ」で安心

C-3POR2-D2もちらっと出てくる

・AT-ATはやっぱりやられメカ
 歩兵に対しては強いのに、やっぱり戦闘機にはやられてしまいます

【エピソード4に続く、こんなことも描かれている】

ルーク・スカイウォーカーがなぜ『RED5』というコールサインになれたのかが、ちらっと描かれてます

・Ep.4のオープニングロールで『レイア姫は故郷の星に向かっていた』となっているが、ローグ・ワンでは最初からタトゥイーンに向かう途中だったように描かれているようにみえます(Ep.4では『オビワンをむかえに行くところだったとレイア姫R2-D2に記録している』のでシリーズとしては矛盾していない)

それにEp.4冒頭でダースベイダーにつかまった船員が『この船は外交任務を帯びた船で』と語っていますが、ローグ・ワンではダースベイダーに逃げるところをしっかり見られているし・・・^^;

【ジンのパパ、ゲイレン・アーソに注目】

思わず、『あんたハンニバル・レクターだろ、悪人じゃないか!』と叫びそうだった(笑)
TVシリーズの『ハンニバル』の主役マッツ・ミケルセン氏が演じてます。だから、超知的な犯罪者というイメージがものすごく強い

本映画でも自分の本心を隠し、作戦を遂行する帝国から見れば裏切り者の科学者という知的な犯罪者ではあります

この人が凄い科学者です

デス・スターの設計者にして、Ep.4でルークが破壊する弱点を作った人として描かれています。凄いのはEp.6で新しいデス・スターも同じ弱点を持ったままだったことです

エピソード4の時点で弱点として露見しているわけですが、エピソード6でもリアクター部分を破壊されると全体が爆発するという構造はそのままです。他の科学者は是正できなかったわけです。兵器としての成立させるためには、弱点は外せないという設計しているということなのだと考えます

【歴史は都合の良いように書き換えられる】

映画を観て、改めてEp.4のオープニングロールを観た方はアレ?と思いませんでしたか

凶悪な銀河帝国に対し反乱軍の宇宙艦隊は秘密基地から奇襲攻撃を仕掛け、初めての勝利を手にした。その戦闘の間に、反乱軍のスパイは帝国の究極兵器に関する秘密の設計図を盗み出すことに成功した

ローグ・ワンのクライマックスで反乱軍の上層部尻込みしていたじゃないか。ジンたちが先行して戦闘になったから駆けつけて、奇襲攻撃したみたいな形になっただけじゃないの?!

それに設計図を盗むのが主で、艦隊戦の勝利はあくまでも後付け
さらに、かなりボロ負けしていたところに、帝国内の証拠抹消で戦闘終結となっただけなので勝利と言えるかも疑問

Ep.6で最終的に反乱軍が勝ったので、艦隊戦を仕掛けて、そのさなかにデス・スターの設計図をたまたま盗んだかのように、歴史を都合良く書き換えてる感があります(勝てば官軍、勝者が歴史を決めてしまいます)

父親のエゴに巻き込まれた娘の物語】

改めて考えてみると『ゲイレン・アーソが、生きているかもわからない娘(ジン)に対して、デス・スターの弱点を教え、設計図を盗むように依頼する』必要性はあったのでしょうか(と物語の根本に踏み込んでみます)

・生き別れになった娘にどうしても『自分は愛していた』と伝えたいためのエゴ

・やむを得なかったとはいえ自分が犯した大罪を娘になんとかして欲しいと思うエゴ

デス・スター設計図のファイル名に娘にしかわからない名前をつける徹底したエゴ

故にジン・アーソが行かないと解決できないようになっています

その父親の要望に応えようとするジン、特に反乱軍上層部を説得する姿がけなげです(映画冒頭とキャラが違います)

全体的に満足した映画だったのですが、ここだけは納得できない部分です(やっぱりアンタは屈折した愛情の持ち主ハンニバルや! 娘には幸せに生きて欲しくないの?とか思ってしまったり・・・)

結果、あのラストをむかえてしまいます(最後はハッピーエンドにして欲しかった)

MAY THE FORCE BE WITH US!!
これもフォースの導き、フォースが最初から彼らと共にあった結果なのかもしれません(ジェダイがいないとその力はうまく発現しないのかもしれません)

 

いろいろと書いてしまいましたが、ものすごく満足した映画であることに間違いありません。早くエピソード8を観たくなりました
(これでようやく他の方のレビューを読みにいけるようになりました)

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