『耳をすませば』は最高のジブリ映画です【ネタバレ有り】
今週のお題「映画の夏」
あまりに暑いので自宅にいたら、今日は『映画の日』になってしまいました(笑)
kouta.comさんのアニソン記事
に触発されて棚の奥にしまってあったDVDを探し出して見始めてしまいました
ジブリ映画『耳をすませば』は「カントリーロード」が耳から離れない、故近藤喜文監督の名作です。個人的にはジブリ作品で一番好きです
夏休みから始まる月島雫ちゃんの転機の物語だったりします。好きな人とやりたいことが見つかる、なんて素敵な物語(^-^)
この作品の素晴らしいところは
とたくさんあります(以下はネタバレになってしまいます)
猫を追いかけていく流れはアリス風
電車に平然と乗っている猫「ムーン」を追いかけていけば、行く先は「アトリエ地球屋」、やっぱり不思議の世界への入口
人生の冒険に誘ってくれるのは、いつも意外な存在。生きていくのに名前なんて関係ないという、ふてぶてしい奴です
まっすぐに生きているキャラが活き活きしている
卒業前に自分の夢 ヴァイオリン職人になるため海外修行に行ってしまう聖司くん
出てくる言葉がファンタジーな雫ちゃんも触発されて、本を書き始めてしまう。好きな人だからこそ同じ位置に立てる自分でいたい
なんと言っても、本を先回りして借りている天沢聖司くんが健気で可愛い
月島家は素晴らしい家庭環境になっている
お父さんは図書館で働いているけど郷土史家だし、お母さんは社会人学生、お姉さんも早くから自立している。自分の道を貫いている、理解のある両親がいるのは素晴らしい
そして二人を見守ってくれる『アトリエ地球屋』の主人 西さんという良き理解者もいる
早朝に始まるハッピーエンド
「嘘?!」どきどきしちゃうような大冒険?でハッピーエンド。自分のお気に入りの景色を見せたい人がいるって良いね
ギクシャクしちゃった夕子ちゃんと杉村くんもエンドロールでうまくいったみたいで◎
いつまでも挑戦し、新鮮な心を持ち続ける大切さを思い出せてくれる映画です
近藤喜文監督が生きていたら、こんな素晴らしい映画をもっとたくさん観れたと思うと残念でなりません
自分が中学3年生の頃を振り返ると、ただ高校受験だけが目標になっていて、自分が将来何をやりたいのか、とか考えていなかった。この映画を昔観れていたら人生変わっていたかもしれません
そうしたら自分の奥にある原石を探し、磨き続けることができていたかも・・・(これって自己信頼と自己効力感を育てることなのか)
もしかすると今からでも遅くないかも・・・
もうひと頑張りしてみますか
いろいろと作品について調べていたら、出発前に図書館で雫ちゃんを待っている聖司くんが読んでいた『霧のむこうのふしぎな町』が気になったので購入してしまいました(;^^)ヘ..(ポイント還元多かったので購入したのはKindle版)
こういう本との出会いも大事。導き手はいつも意外な形で現れるから、この本が次の冒険に誘ってくれるかもしれません